Early Spring Soap -春の川原にて- 米油 150g 菜種(キャノーラ)オイル 100g オリーブオイル 50g パーム核オイル 75g ラード 100g ひまし油 25g 精製水 175cc NaOH 71g(11%ディスカウント) *オプション* レッドパームオイル 小さじ1/2 ホホバオイル 小さじ1/2 エッセンシャルオイル ・メイチャン (リツェアクベバ)2cc(40滴) ・パチュリ 5滴 ・ジュニパー 10滴 |
鹿々川のほとり、まだ肌寒いけどいい気持ち、といるかちゃんが言った 早春のころをイメージして作りました。 まだ菜の花には遠いけれど、明るい黄色はいるかちゃんのイメージ。 せっかくなのでオイルも菜の花からとった菜種油を使ってみました。 菜種油を使うと若干溶け崩れやすい石鹸になってしまうので 鹸化率をいつもより高めにしてあります。 私は89%にしましたが90から95%くらいまであげてもいいでしょう。 香りはメイチャンというエッセンシャル・オイルをメインにしています。 柑橘系の香りでありながら光毒性はないので朝の洗顔でも大丈夫です。 パチュリは霜がとけた土のにおいを思って、 またジュニパーの苦みばしった香りを加えることで まだ冷たい空気を思い切り吸ったときの 鼻にツーンと来る感じをイメージしてみました。 レッドパームオイルを最後に加えることで 石鹸に色をつけます。 固まっていたら湯煎あるいは電子レンジで液体にしてから 型入れの状態になった石鹸に加えます。 この配合ですと型入れ直前にすでに「菜の花色」になっているかとは思いますが そのままですと固まる段階で白くなってしまうので 色付けのためのレッドパームオイルは 少量ですがなくてはならないものです。 豊かな水量の鹿々川。 雪が溶けたら春になる、その春までもう少しの やっと気持ちが通じた二人の淡い恋心のような色です。 菜の花の色がいるかちゃんのイメージだったので どうしても菜種油を使いたくて出来たレシピ。 メインとなるオイルも米油にして 和の配合にしてみました。 ほのかな香りが、バスルームにささやかな春を届けてくれる そんな石鹸になりました。 |
Cherry Blossom Soap -桜の花びら石鹸- 太白ごま油 450g ラード 50g 精製水 175cc NaOH 57g *オプション* シアバター 10g |
桜色を油脂の色のみで出すべく考えられたレシピだが、洗顔用の石鹸としても使える配合。 ほかの石鹸に飾りとして使用することも考えて無香料。 さっぱりした洗い上がりのごま油としっとり肌を保護するシアバターは それぞれ紫外線防止の効果も持っているので朝の洗顔にもよい。 オプションのシアバター以外簡単に手に入る材料で作ることができるので石けん作り初心者の方にもお勧め。 シアバターを入れない場合はさっぱりとした仕上がりになる。(苛性ソーダの量はおなじでよい) 四週間の乾燥が終わってからでないと ピーラーで薄く削ることは難しい。 |
Green Meadow Soap -春の若草石鹸- アボカドオイル(未精製で緑色のもの) 200g オリーブオイル 100g ココナッツオイル 75g ラード 75g ひまし油 50g 精製水 175cc NaOH 61g *オプション* エッセンシャルオイル 計小さじ1 ・ジュニパー ・クラリセージ ・パチュリ ・フランキンセンス ホホバオイル 小さじ1 カオリン 大さじ1 |
春海の「緑の黒髪」にあやかって(笑)シャンプー用の配合。 ついでに春海といえば花をくわえているというイメージが…… そこで桜の花びらを模した石鹸を仕上げにくっつけてみました。 六つに切り分けてまだ表面がやわらかいうちに花びら型に抜いた石けんを押し付ける。 のせる、というよりは押さえつける、という感じで。 シャンプー用ということで泡立ちにも配慮した油脂を配合し、エッセンシャルオイルも頭皮を健やかに保つものを選んでみました。 この香りはすっきりとすがすがしく、どこかやさしく懐かしく、わたしとしては「春海」っぽいかなと(笑)。 配合は香りの残りやすいパチュリを控えめにするのがポイント。 ムエットか、なければティッシュなどで香りを試してから使いましょう。 精油の禁忌事項も確認してくださいね。 もちろん無香料で作っても何の問題もありません。 カオリンは汚れを吸着してくれるクレイの中ではかなり作用が穏やかなもの。 アボカドオイルでマイルドに洗い上げつつも、汚れはちゃんと落としてくれることを期待して。 よりさっぱりとした仕上がりがほしいときはココナッツオイルを90gラードを100gに、アボカドオイルを160gにするとよい。(苛性ソーダの量は要再計算) その際緑色はやや薄くなる。 |